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内部結露してしまった天井に天井断熱

2020年5月16日

天井が高い部屋に憧れて天井をぶち抜いて、梁などを見せる部屋にするべく屋根の勾配に合わせてスタイロフォームと言う断熱材を施工しました。

内部結露1

この上に杉板を貼って完成と思っていましたが、梅雨のある日、リフォーム中の天井から水滴が垂れてくるという現象が!
雨漏りかと思い屋根屋さんに来てもらいましたが、屋根を開けてもそれらしい原因が見つからず、一部杉板を張っていた天井は水シミのの様になっていました。これは結露だよという結論に!

内部結露4
内部結露2
天井結露1

結露と言うと暖房を入れた冬場の朝、窓に水滴がついている。お風呂の窓が曇って水滴になる。そんな現象だという認識をお持ちの方も多い筈。
まさか、家の中で天井から結露がぽたぽたと落ちてくるとは思いもよらなかったです。

内部結露

調べてみると、意外に知られていない、内部結露の実態。

夏場の結露

屋根の暑さが天井裏など室内に結露となる。

冬場の結露

暖房による湿った暖気が天井裏などで結露となる。

天井裏など気が付きにくく、そのまま10〜20年経ってしまうと、柱や垂木など木材がカビて白アリが発生したり、家を蝕んでしまうとの事。
実際にも新築の物件でも内部結露による天井からの水滴があるようです。。

内部結露の解決方法は?

棟換気を施す

屋根の葺き替え工事等のタイミングであれば、棟の部分に天井裏の湿気や暖気を逃がす方法。

屋根裏に換気口をつける

妻面換気と言って切妻屋根の屋根側へ通気口(ガラリ)をつける。
昔の家に良く見られた換気口を開ける方法。
空気が抜けるよう、数か所取り付けるようにします。

軒天換気を施す

軒天部分が部分的に穴が開いているのを見た事があると思います。
又は軒天用へ軒天換気グリル(ガラリ)をつける。
軒天から天井裏へ空気が流れている事が重要で天井裏へ流れた空気が抜けるよう棟換気や天井裏へのガラリの取り付けの併用が効果的。

天井断熱を施す

天井の上に断熱材を施す方法。
冬場の暖気や湿気を天井裏へ伝わらないようにし、夏場も室内へ暑さが伝わりにくい!

という事で我が家は、天井ぶち抜きの天井高のある素敵な部屋は諦め、天井を張ってその上に断熱材をのせる施工、天井断熱をする事にしました。
天井ぶち抜きの素敵なお部屋は、屋根からの日差しで夏の暑さが厳しく、冷房の効きも悪かったので節電にもなるのでこの方法に決めました。

1〜2年たらたらと時間をかけてやっていたから、気がつけたこと。
住みながらリフォームしていたからこそ、気がつけたこと。
ポジティブに捉えることにしました。

天井裏の換気扇

一度貼ったスタイロフォームを剥がし、天井を作り、断熱材を施しました。心配だったので天井裏にガラリも取り付け、「もう安心」と思った次の年の梅雨時、また天井からぽたぽたと水滴が垂れてくるではありませんか!本当に雨漏りの様にぼたぼたと!恐るべし内部結露!

また調べてみたところ、天井裏に換気扇を取り付け天井裏の熱気を外に逃がすのが有効であるということで、心が折れかかりましたが頑張って換気扇の取り付けを行いました。お陰で今年の夏は快適な冷房の効きの涼しい部屋となりました。

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